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【電子版】太鼎堂便り秋号 地域に広がる元気の輪 痛みと向き合い、産後も元気

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横浜 鶴見にある鍼灸院が
取材、編集、配布まですべて地域の方と一緒に作っている地域密着型健康情報誌です。
整理された質の高い情報を「元気になれ!」の気持ちを込めてお届けしています。

元気な毎日、安心な地域で、子どもたちが笑顔で過ごせますように!

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地域に広がる元気の輪
〜『痛み』と向き合い、産後も元気に〜

「『無理する』と『頑張る』は、すごく違うんだってわかったんです」

 

頭痛が出たら薬を飲んで、無理をしてでも生活を回さないといけないと思っていた本岡さん

身体の冷えや疲れを自覚するようになり、痛みとたたかえることも知りました

 

【一生付き合う『痛み』だと思っていた】

 

10代から頭痛持ちで、ある程度の痛みや不調は一生付き合っていくものだと思っていました。
頭痛が出ると、目の前の痛みを取り除きたい一心で薬を過剰に飲んでしまう。
東洋医学は根本的な解決になりそうだけど、身体が改善するのには時間がかかるイメージ。
それが、治療を受けて数回で体が変わっていくのが分かり、ちょっと驚きました。
鎮痛剤で痛みを抑えても体質が変わるわけじゃないので、また痛くなるのも分かっている。
そうやって生活を回すのはやっぱり不自然なことで、私はこれまでどれだけ自分の体の声を無視して来てしまったんだと思いました。
今は薬を飲むことも減り、よほど疲れたとき以外は頭痛が出なくなりました。
古傷や全身の状態に向き合うことで不調が改善され、胸を張って「元気です!」と言える日々も手に入れられるかもしれないと思うと、これからの人生が楽しみです。
鍼灸で全身を診てもらうことは、治癒に向けて遠回りのようで実は近道なのかな、と思います。

 

 

【逆子治療をきっかけに、体を変えようと思えた】

 

逆子治療を受けた時は、体のいろんなバランスが崩れていて頭痛もあり、上の方にばかり血流がいってのぼせ気味でした。
鍼灸を受けて逆子は治りましたが、身体がずっとそういう状態ならまた逆子になってもおかしくない。
出産に向けて他にも良くない状況が起こってきたかもしれない。
この機会に全体を整えなきゃいけないと思って、治療を続けて出産に臨みました。
一人目の時より産後の身体は楽です。それなりにダメージはありますし、大変なこともあるんですけど「ひどくなる前に休もう」「休めば疲れが取れるな」と思える。
産後って気持ちが沈んじゃうことも結構あると思うんですけど、そういう事もあまり無く過ごせています。
心も体もどんどん疲れていっちゃう感覚が前より少ないんです。

 

【『無理をする』と『頑張る』は違う】

 

以前は自分の体調の変化に気付けずに「母親なんだからちゃんとしなきゃ」と無理しがちでした。
今は自分が『無理をしてる』のか『ちょっと頑張る元気がある』か違いがわかるようになりました。

 

 

【太鼎堂は頼れる場所のひとつ】

 

頭痛や不調がなるべく起こらないよう自分で気を付けられるところは前より増えましたが、そうできない時もまだあります。
『自分だけでは防げなかった』『立て直せなくなってしまった』『不調の原因がわからない』
そういう時に、これからもまた一緒に原因を考えたり、どういう所に気をつけたら良いかを教えていただけると思うと心強いです。

 

 

担当者より

「逆子になり、このままだと希望している助産院でのお産ができない」と相談を受け、治療が始まりました。
妊婦中の治療は鍼灸の得意とするところで、幸い順調に回復し逆子も治まりました。
が、「第一子のお産前後も体調がすぐれなかった」や「元々頭痛を持っている」という言葉を受け「逆子を治しただけでは、良いお産や産後につながらない」と判断し、治療計画をあらためて提案させていただきました。
お産は命を賭した尊い行為です。ただ産めばいい、という物ではありません。
ご本人から「感動するお産」だったと伺いました。治療家冥利に尽きる話です。末長くお幸せに。

髙橋

 

 

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