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【電子版】太鼎堂便り10月号 特別対談「自然なお産」は準備が全て!  最高なお産を目指すプロ院長2人が初の対談!

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横浜 鶴見にある鍼灸院が
取材、編集、配布まですべて地域の方と一緒に作っている地域密着型健康情報誌です。
整理された質の高い情報を「元気になれ!」の気持ちを込めてお届けしています。

元気な毎日、安心な地域で、子どもたちが笑顔で過ごせますように!

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髙橋 先生、本日はよろしくお願いします。

市川 よろしくお願いします。

髙橋 先生は免許を取られて何年になるんですか?

市川 平成9年取得なので、25年です。大体1,000人くら い取り上げてきたかな。

髙橋 1,000人!凄いなぁ。今月はお産が多いっておっ しゃっていましたよね。

市川 今(9月12日)までで4人生まれています。そし て、今まさに上の階で5人目が生まれるところです!

髙橋 今?!上でお産中なんですね!

市川 はい、スタッフに任せています。助産院は逆子など で途中転院があるので変動がありますけど、今月は9人生 まれる予定です。

 

【母子に優しい自然なお産】

髙橋 助産院が選ばれる理由ってなんですか?

市川 「自然なお産がしたい」が多いですかね。最近では 立ち会い分娩をしたいという理由も増えています。

髙橋 上のお子さんが立ち会うこともあるんですか?

市川 ありますよ。特等席で「赤ちゃんの頭が見えたよ」 と教えてくれる子もいます。自分がこれだけ大事にされて 生まれてきたんだって感じてくれていると思います。

髙橋 逆に、自然ではないお産ってどう思われています か?

市川 人によって基準は違うかもしれないですが、帝王切 開やお薬を使うお産(無痛分娩や陣痛促進剤)は自然とは 言えないかなと思います。

髙橋 僕の臨床でも無痛分娩で生まれた方も生んだ方も見 ることがあるんですけど、何よりお母さんが弱ってしまっ ていますね。やっぱり自然なお産がいいなと思います。

市川 ほんとですね。お産は痛くて怖い!それが嫌という 気持ちも分かります。帝王切開で助かる命もあるし、必要 だなとも思う。でも、私たち人は自然にお産ができる体でずっと昔からそれを繰り返してる。最近は必要以上に人工的な操作をするお産が増えているなと感じます。

髙橋 なんとかしたいですね。自然なお産を増やしたい! やっぱり、赤ちゃんとお母さんがしっかりやりとりができ る「待つお産」ってほんとに感動しますよね。

市川 赤ちゃんが元気な状態だったら可能な限り待ちた い。赤ちゃんのタイミングで生まれてきてほしいな。

髙橋 妻が出産した時の夜も本当に神秘的で「こんなに幸 せなら、今もう一度産める」と言っていたのが印象的だっ たんですよね。すごく「やり遂げた」という表情をしてま した。感動する命の始まりって大事だなと思いました。

市川 私も立ち合わせていただいていて、産んだ後の産婦さんの表情は美しいなと思います。汗まみれで、髪の毛ぐ ちゃぐちゃで、でもほんとうに神々しくて綺麗ですね。

 

【いいお産は準備がすべて】

髙橋 いいお産に向けての準備ってありますか?

市川 朝起きて夜寝るという通常のサイクルを大事にして
ほしいなと思います。あとは、歩かないとお産が進みにくいかなと思います。

髙橋 歩くのは妊娠中常にですか?

市川 私が研修に行っていたところでは、妊娠が分かった 段階で万歩計をお渡ししていました。「一日3万歩歩いて ね。」なんて言って。

髙橋 うちに来る妊婦さんも、とにかく足が冷えているん ですよね。足と骨盤が冷えていて硬い。この硬さがある と、お産の時に産道が開ききらなくて赤ちゃんに圧迫がか かるんだろうと思います。

市川 妊婦健診の時にも「冷たいもの食べてない?」とお 母さんには聞くようにしています。胃も骨盤も冷やさない というのはやはり重要ですね。

髙橋 東洋医学的にも「頭寒足熱(頭が涼しく、足が温 か)」が逆さになってしまって、問題が起きてしまってい るなと思います。

市川 助産院では夏でもお産の時にクーラーはつけませ ん。冷えるとお産が進まないんですよね。レッグウォー マーも履いてもらっています。

髙橋 確かに妊婦さんよく履いてますよね。 産前の準備は歩く、冷やさない、夜眠ることですね。

市川 眠れなくなる時期もあるんだけど、脳への刺激に なってしまうからスマホも避けられるといいですね。

髙橋 東洋医学だと目で血流を使うというんですよね。目 に血流が来ればくるほど、赤ちゃんのいるお腹や足元に血 液が循環しなくなってしまいます。産科鍼灸をされている 先生も「ラジオ文化にしなさい」とよく言っていました。 耳でエンタメを楽しめるといいですよね。赤ちゃんにも聞 こえますし。

市川 私も陣痛の記録をつけるアプリは、そこまで必死に ならなくていいよと伝えます。産前準備にスマホはあまり 向かないですね。

髙橋 よく動いている妊婦さんの方が元気ですよね。もち ろん、必要な休息は取るべきですけど、動けないならば治 療を受けるなど回復する手段は取るべきだと思います。妊 娠していいお産を迎えるにはそれなりの努力が必要です ね。

市川 そうなんです。本当は妊娠する前から体づくりをし てほしい!

髙橋 赤ちゃんに優しいお産かどうかはキーワードになりますね。習い事をどうするとかあるけれど、命の始まりをどんなスタートで切ったのかってその後の子育てにおいても重要だなと思います。

市川 子育ての究極な目的は子どもが楽しく生きられて自立出来るかだけど、そこに向けて自然なお産は大事ですね。

髙橋 先生が取ってきた1000人の赤ちゃんはきっと幸せに過ごされているでしょうね。先生が助産師をしていて良かったと感じることってありますか?

市川 赤ちゃんと対面して幸せそうなママ、パパの家族を見るのが幸せ。家族が増える幸せを見れるっていいですよね。よく「取り上げてくれてありがとう」と言われるんだけど、こちらが「立ち合わせてくれてありがとう」と思っています。赤ちゃんって生まれてくる力があるので、私は出てくるのを助けているという感覚です。ほんとうにその場にいさせていただけて幸せだなと思います。

髙橋 助産師さんって目が綺麗ですよね。命の始まりとか、こちらが昂る状況を体験されているからなのかなと思います。

市川 赤ちゃんからパワーをもらっていますからね。

髙橋 今日は命のスタートダッシュに感動と熱さをもってお仕事をされている先生にお話を聞けて嬉しかったです。ありがとうございました!

 

撮影•動画編集/清水 竜一 記事/ゆうちゃん先生

 

ちなみに…

対談撮影当日に生まれた赤ちゃんがこちら

お母さんも、赤ちゃんも二人の頑張りが伝わってきました!

新たな家族の始まりが素晴らしい日々でありますように。

ご出産おめでとうございます。

 

YouTubeにて対談動画配信中

・お産のプロと東洋医学のプロが

 自然なお産を推める理由

・助産院と病院の出産の違い

・産前、産後の過ごし方 など

記事には入り切らなかった情報がたっぷり!

 

 

10月号をもっと読む

【電子版】太鼎堂便り8月号

 

 


 

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