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腰痛と耳鳴りの治療をしつつ、15年間続いた便秘が改善した方の話

#ブログ 

おはようございます!

横浜 鶴見の

「人と社会を元気にする」太鼎堂鍼灸院院長 高橋です!

 

今日は「便秘のお話し」をしていきたいと思います。

ちなみに、2回目でほぼ改善したのでそんな話を書いてみたいと思います。

 

症例報告といいつつ、症例の紹介でしょうか。

「鍼灸治療でこんなこともできるんだ!」というのが伝わったら嬉しいです!

 

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先日、はじめていらした男性がいらっしゃいました。

 

「腰痛」と「耳鳴り」にお困りでした。

 

腰痛は、30年ほど前から続いていてギックリ腰を繰り返したり、日頃から不安感が抜けない状態が続いていました。

動きが悪く、不安感からもぎこちなさがみられます。

耳鳴りは、キーンとしたもので【いつから鳴っていたかわからない】というものでした。

 

一般的には、ここで

腰痛→整形外科

耳鳴り→耳鼻科

と行かれるかと思います。

 

30年ほどという期間がありますから、その方は何度も解決のための手段を考えて行動したりしてきたんでしょう。

知人の紹介で当院に辿り着かれました。

 

 

接骨院にも通われているそうで、「筋肉が硬いからストレッチしてください」と言われるそうです。

とても真面目な方なので、ストレッチ・日頃の運動・食生活など行動してきたが改善もなく、今に至ります。

これで改善する方もいらっしゃいますが、この方はそうではなく【何かしら原因】が残っているわけですね。

(「ストレッチ最強説」みたいなアドバイスするプロの方いますけれども、もっと原因追求してからアドバイスした方がいいです。)

 

 

考え方としては

 

【原因】⇨固くなる必要性(例えば腰を固くすることで、内臓への衝撃が起こる「体の不安定性」を無くす)⇨固くなる

 

などの順なので、まずはしっかり要素を把握しながら、その奥にある原因を探る必要があります。

 

 

お話の中で「わたし、1週間くらい当たり前に便が出ないんです。もう15年以上になるかな…」とおっしゃっていました。さらに「10年ほど胃腸炎があるんです」と。

 

 

つまり

・約30年、腰痛に悩み

・15年以上排泄に難が有って

・10年胃腸の炎症が治まり切らないで

・いつから始まったかわからない耳鳴りに悩まされている。

 

そんなお方でした。

 

 

太鼎堂鍼灸院は、かなり変な鍼灸院なので(笑)

一般的な鍼灸院のように、「腰痛だけ」とかではなく、こうやってその方の情報を根掘り葉掘り聞いて

【症状ではなく、全身を理解する】という治療をしています。

(手間はかかりますが、これが一番人を元気にすると確信しています。)

 

 

また、過去について聞いてみると

「昔は、わんぱくだったので、木登りなどで遊んで落っこちたり、顔を切ったり、車の事故のようなこともありました」と話してくれました。

 

 

過去の状況を聞いていると、どうやら「古傷」が残っているようです。

 

そして日頃からかなり疲れる生活をしていて(通勤が長く、睡眠時間が十分に確保できない)その要素もかなりあるようでした。

 

 

高橋の考えた、治療の方向性は以下の通りです。

 

●この方の症状は「古傷」+「生活の疲労」で起きている。

 

●「古傷の処置」と「生活の疲労に耐えられる体を目指す治療」をすることで、症状が起こる状況から脱却する

 

●ただし、期間がとても長いのである程度治療の期間も必要になる(と想定)

 

 

 

実際にお体を拝見し、問題点を探る(実際に触れてみる)と、もう全身痛みがある状況でした。

 

太鼎堂鍼灸院では、「全身の状態と、症状は密接な関係をもつ」と東洋医学的な発想で行いますので

全身を観察するのですが、この方は痛みの量・質ともに強いもので

 

かなりの年数経過している歴史?を感じました。

 

 

痛みや異状をを見つけた上で

お腹に軽く鍼をし、手首に鍼をして、背中への鍼を行い、手の指先に鍼をして、最後に肩に鍼を行いました。

 

※治療の流れのイメージはこちらの動画↓が見やすいので、参考にしてください

 

 

お話を伺い、40分ほど、治療時間的には20分ほどでしょうか。

最初に全身を触った時の痛みが2割ほどになり、腰の動きはスムーズになって、違和感の有った立ち上がりの動作などは問題なくなりました。

 

初回での変化にご本人はかなり驚いていました。

担当した高橋も、「期間が長かった割に、変化が大きかったなぁ」と思いました。

 

 

10日後に来られた際には、

・腰の不安感減る、痛みはない

・運動をしたことで痛みかけたが落ち着いた

・(こちらから聞いたところ)「そういえば耳鳴りはなかった」とのこと

・治療翌日に便がスッキリ出た。がその後はまた2-3日開いているのこと。

 

 

全身をみると、前回ほどは痛みがない(10⇨3)だが、

お腹がとてつもなく硬く、緊張していました。

 

 

お話を伺って、お体を拝見しながら

【当初、考えていた「古傷」の影響よりも、現段階での「内臓疲労」を考えていった方が良さそうだ】

と少し方向性を修正。

 

 

体の変化が全然出ない⇨古傷の処置

とする場合があるのですが、今回は変化が出ていつつ、かなり続いていたので修正した次第です。

(ちょっとテクニカルな部分です)

 

 

その日は、背骨の反応点(胸椎10番)にお灸(透熱灸15壮)をしました。

 

 

2週間後に3回目の治療にいらした際は

・毎日便が出ている(一度、出張で移動した日だけ出なかった)

・腰の不安定感はない

・椅子に座っていて、固まる感じなどもなく1日の中であまり気にならない

・疲れは溜まるが、以前のものとはちがう。「鎖が取れたみたい」とのこと。

 

 

お体をみると、ほとんどの痛みが取れていました。

唯一目立ったのが、先日お灸をした骨のあたり。

 

今回も、変化が大きいのでこのまま経過を見ていこうと思っていましたが

お灸をしたところの反応がとても気になるもので(ゴニョゴニョ)

 

そこから刺絡(古傷の処置、瘀血の処置)を行いました。

 

 

その場で、足の温かくなる様子を感じたようです。

 

 

現段階では、すでに多くの問題が無くなっていますので

あとは、経過観察をしながらメンテナンスをしていきます。

 

まだきっと、問題は起きてくる(体には疲れが刻まれているもんなんですよね)と思うので

そこを解決しながらいきたいと思っています。

 

 

絶好調を100%とした時に

多分、最初にいらした時は、45%くらいだったと思います。

全身的に症状があり、かつ長い。

 

でも現在は85%くらいまで回復してきたと思っています。
(残りの15%は、可能性的にあるかも。という話です)

 

 

一つの症例の紹介ですが、何か参考になれば嬉しいです。

 

質問などあれば、

高橋のTwitterアカウント

まで連絡いただければと思います。DMくれれば返しますね。

 

 

ちなみに、その方に「生活指導」としてこんな話もしました。

勘違いしている人多いので、参考までに!

 

 

ここまで読んで下さったあなたに、感謝をいたします!

とっても嬉しいです、ありがとうございます!

それではみなさんお元気で!