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冷えのプロがする、冷えの話しとアドバイス

感謝しております

横浜鶴見の「根本治療で人と社会を温める」太鼎堂鍼灸院です。

 
 
1/22(月)非常に多くの雪が降りましたね!
ニュースでも帰宅困難な方などが出ている様子が有りましたが
やはり、雪に慣れていないと色々と不具合が起きますよね。
 
 
ところで、治療家としてニュースを見ていたときに
いくつかの点に気になりました。
服装やクツが雪の仕様で無かったり、アナウンサーの方も雪が髪に積もってビショビショになっていることです。
一般的に見れば、寒そう~。とか、早くお風呂に入りたいだろうな、なんて思うのかも知れませんが
 
 
 
私は、「こんなに冷やして、身体が疲れちゃうだろうな~」と思っていました
治療家っていつでも健康について考えちゃうものなんです。
例えば、歩き方見てても、「あ、股関節悪いんだな~」とか「結構気持ち弱いタイプなんだろうなー」なんて見ちゃいます(^_^;)
ただのクセですが、よくよく考えると変ですね(笑)

 
 
さて、話しがずれましたが
人の身体は「冷やす事で良いことは有りません
かならず、何かひずみや偏りが起きます。
 
 
 
今回、雪の件であちこち冷えた方がいらっしゃるんだろうなと思います。
 
当院の治療で生活指導で必ず伝えることが
「冷たい飲み物・食べ物を控えましょう」という事です。
結構好きな方が多いのですが、やはり身体には負担です。
 
 
 
想像してみていただくと、
①冷たい物を飲む → ②胃を中心とし内臓が冷やされる → ③周囲の組織や血管も同時に冷える
訳です。
 
 
 
②ですが、内臓が冷やされて温度が下がるとどうなりますか?
まず一つは機能が下がるでしょう。働きが鈍くなります
これは、胃も筋肉で出来ているわけで、
ウォーミングアップの出来ていない状態のまま全力で走るのが難しいように
胃だって、冷えた状態では働けなくなります。
 

 
夏場に起こる、食欲低下はこの冷食や冷飲が多いです。
冷たい飲み物っておいしいんですけどね、身体には負担が有るんです。。。
 
 
 
③のように血管が冷えると、
その冷たさは周囲に広がっていくわけですね。
血管は全身に巡っていますからね、血液の温度が下がったまま巡る訳です。
 
 
 
そのままでは身体は冷えていってしまいますからね、
身体はそれに反応して温めようとするわけです。
まるで、自動運転にしたエアコンが再び温め始めるような物で
そこには必ずエネルギー(エアコンでいえば電力ですよね)が必要になります。
 
 
 
エネルギーを使うわけですから、当然疲れます。
大きくは無いかも知れませんが、必ずそこには疲れが生まれる。
快復力の高い段階であれば全く問題は無いでしょうが
 
 
 
寝不足や運動不足、食べ過ぎや働き過ぎなど、
そもそもエネルギー消費が激しい生活や、回復できない生活ですと
ひずみや偏りは大きくなり、
痛みや違和感、なんとなく元気が無い状態などにつながり、病気を生みます。
 
 
 
ですから、冷えは身体の大敵!
様々な病気を生みますよ!
足先がいつも冷えてるなんていうのは
身体を温めきれなくなった証拠ですからね。病気の前段階です。
頭のてっぺんが熱いなんてなったらもう!
 
 
風邪を引いたり、この時期ですと花粉症が出たり
疲れやすかったり、精神的に不安定だったり
頭痛や腰痛、膝の痛みが出たり
お酒が残ったり、消化不良だったり。。。
ともかく、「元気じゃないな」という感覚が出てしまいますから要注意です!

 
 
 
もしも、思い当たることが有れば
 
 
 
 
まずは、お白湯を飲みましょう。
身体の中から温めます。
 
それでもダメなら、足の指の股を揉みましょう。
元気が沸いてきます。
 
少し早足で歩く、声を出して笑う、笑顔を作る
足湯をする、食事を少しにする
 

なども効果的です。
ただ、最も早く、効果的なのは鍼灸治療ですね。
これは、私が治療家だからもそうですが、
いつも鍼灸で身体のメンテナンスをしている者としてのアドバイスです。
 
 
 
身体は芯から温め、冷やさないようにする。
健老長寿は自分の行動で作っていくものです。
何かの参考になれば幸いです。
 
 
雪道、まだまだ足を取られることもありますから
お気を付けて下さいませ(^^)