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【電子版】太鼎堂便り12月号 身体にきく、食事の質と量
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横浜 鶴見にある鍼灸院が
取材、編集、配布まですべて地域の方と一緒に作っている地域密着型健康情報誌です。
整理された質の高い情報を「元気になれ！」の気持ちを込めてお届けしています。
元気な毎日、安心な地域で、子どもたちが笑顔で過ごせますように！
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東洋医学×栄養
身体にきく、食事の質と量
「〇〇が身体にいいらしい」「あの栄養素をたくさん摂るのがいいらしい」
それってホント？？
流行りの情報に踊らされない、10年先にも通用する健康の知恵とは！？
東洋医学は『気』と『陰陽』の医学
東洋医学では、人の身体を「肩・腰・内臓・皮ふ」等のパーツにわけず「ひとつの生命体 = 気」と捉えます。
そしてその『気』のあり方・状態を『陰陽のバランス』で見ます。
時間やシチュエーションによって陰陽の状態は つねに変化しています。
その時の『気の状態』によって消化できる食事の量も質もちがいます。
また、毎日同じものを食べていても気は偏り、陰陽のバランスが崩れて不調につながります。
好きなものや流行りのもの、サプリメントなどの単一の栄養を摂り続けることには注意が必要です。
気と陰陽の目線を持って日頃から身体を観察してみましょう。
「これは食べて良いのか？量はどうか？」
などを判断できる様になることが、10年後にも通用する健康法だと言えるでしょう。
【食べる量は活動量次第】
古来、ひとは「食」を獲得するために体を動かし、動くためのエネルギーを得るべく「食」を得ていました。
しかし現代では体を動かさずに「食」を得られます。
意識的に運動をしなければ、獲得したエネルギーを使いきれず蓄えばかり増えてしまいますね。
食事の必要量は、活動量によって変動します。
私は普 段の食事量が少なめですが、このお便りを地域に配る 『ポスティングマラソン』の時期はとってもお腹が空いて、もりもり美味しく食べられます。
あなたの今日の食事は、身体が喜ぶ量ですか？
【色んな物を食べよう】
どんなに体に良い食材や栄養素も、ちょっと流行っては廃れての繰り返し。
健康情報はどれも一理あるけ れど、“ それだけ摂り続ければ良い ” って物がないのが 面白いところ。
色んな食材を日替わりで食べる事で、 多種多様な栄養素が相乗効果をもたらします。
『色んなもの』を食べるコツはスー パーの特売品！旬のものは流通量が多いので、安売り傾向にあります。
季節のものをぐつぐつ煮込ん で、具だくさんのお鍋やスープはいかがでしょう。
川﨑さんちのボーンブロススープ
太鼎堂便り編集部員で『元気になるお話会』のリーダーでもある川﨑さん。
6月号では甘いものをやめて元気になった経験から「甘いものとの付き合い方」という記事も書いています。
そんな川﨑さんが月に2度は作っている『ボーンブロススープ』を教えてもらいました！
手羽中のお肉は、ほろほろに煮込むと骨から外れやすいので、小さなお子さんにも安心です。
スペアリブや手羽元など、お好きな骨付き肉でも作ってみてくださいね。
『水1.5リットルに対してお酢大さじ１』の割合で、お鍋のサイズやお肉の量に合わせてスープの量を加減しましょう。
お酢は、骨に含まれる栄養をスープにしっかり溶け出させてくれます。特にりんご酢がオススメだそうですよ。
ベースになるスープが出来たら、季節の野菜やキノコ類をたっぷり入れて具沢山スープに。
入れる具材は根菜・葉物野菜・キノコや豆腐など何でもOK。
なめこや里芋を入れるととろみがついて、体がぽかぽか温まります。
良質なたんぱく質が摂れるうずらの卵や、食物繊維たっぷりの蒟蒻もオススメです。
・白だし＋カレールー
・白だし＋豆乳
・八角＋醤油
などなど。色々と味付けを変えて楽しんでくださいね。
【ボーンブロススープとは】
bone（骨）broth（だし）の名のとおり、骨つき肉を煮込んだ出汁のスープのこと。
溶け出した栄養は消化吸収しやすく、腸の炎症を抑える効果も期待できます。
鶏ガラなどを使って、煮出した後にザルで濾してスープ以外は捨ててしまうレシピもありますが、川﨑さんのボーンブロスはおかずになる「たべるスープ」。
1回作れば家族3人でしっかり2食分の具沢山スープができます。
さらに出汁を冷凍しておけば、 毎日の汁物に凝縮された栄養を手軽にプラスできますよ。
味付けや具材を変えれば、栄養も幅広く飽きずに続けられますね。
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