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横浜 鶴見にある鍼灸院が
取材、編集、配布まですべて地域の方と一緒に作っている地域密着型健康情報誌です。
整理された質の高い情報を「元気になれ！」の気持ちを込めてお届けしています。

元気な毎日、安心な地域で、子どもたちが笑顔で過ごせますように！

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地域に広がる元気の輪
〜鍼灸治療がきっかけで人生が一変〜

鍼灸治療を受けたことがきっかけで鍼灸が好きになり鍼灸師になることを志した中川さん。

現在は、鍼灸学校に通う2年生。将来は前職の介護士を活かして「鍼灸院に来られない人にも寄り添う鍼灸師」になりたい。

お話を伺いながら、優しい笑顔の奥に力強さを感じました。

【ずっと自分は元気だと思っていた】

これまで仕事や子育て、家族の介護に追われる日々で、自分の体に痛みがあっても「自分は元気だからいずれ治るだろう」と思っていました。自分のことより他の誰かのことが気になっている、そんな状況でした。

忙しい日々が落ち着いてきたある時、肩が痛くなり病院を受診すると五十肩だと診断されました。病院からは湿布や痛み止めを処方されましたが、改善はせず。どうにかしたいと思っていた矢先、友人から鍼灸院を紹介され行ってみることに。それまで鍼灸というものにあまり良い印象はなかったのですが、友人の紹介ならと行くことを決意しました。実際に鍼灸を受けてみるとすごく面白いなと思いました。普段から体に力が入ってしまい、うまく力を抜くことができないのですが、治療を受けながら段々とベットに沈んでいくと共に体の力が抜けていくのがわかりました。治療を受けながら徐々に眠くなっていき、それを伝えると「眠たくなるのはこれまで溜めてきた疲れを体が自覚したんですよ」と言われ、初めて自分が疲れていたことに気がつきました。

鍼が刺さっていることもわからないくらいなのに、体の痛いところが消えていく、そんな不思議な感覚でした。

【鍼灸を自分でもやってみたい！】

治療を受けて体が変わり元気になっていくことを実感し「私もこれで人を元気にしたい！」そんな思いになりました。すぐにネットで検索をし「今だったら学校に通える！」と思いオープンキャンパスに参加。入学を決意しました。やってみたいという気持ちで一歩を踏み出し、今では鍼灸学校に通う　年生となりました。学校の先生やクラスメイト、そして家族や太鼎堂の皆さんに支えられ学生生活を楽しんでいます。

【鍼灸院に来られない人も助けたい】

鍼灸学校に入る前は、介護士として高齢者施設に勤務していました。ある施設で、利用者の方に末期の癌を患っている方がいました。痛みでとても辛そうにしているのを目の当たりにしたのですが、ただ背中をさすり寄り添うことしかできませんでした。そんな思いを抱えながら鍼灸学校に入った今、将来は介護士として働いていたことを活かしながら、鍼灸院まで通うことができない人も元気にしたい。辛い思いをしている人のところへ自分が行き「ただ寄り添うこと」から「鍼灸治療家として人に寄り添うこと」ができたら良いなと思っています。

【太鼎堂は元気をもらえる場所】

治療で元気になることはもちろん、お話ししたりすることでも元気をもらっています。また、自分の体がどんな状態かわかりやすく教えてもらえるので、私も鍼灸師になったら、先生みたいにわかりやすく患者さんに伝えられるようになりたいなと思っています。

【まずは鍼灸を体験してもらいたい】

私は鍼灸に対して、よくわからないし怖いイメージがあったのですが、実際に受けてみると最初に想像していたものとは違いました。たくさんの病院を回るより、体全体を見てくれる鍼灸治療を受けることがいいなと感じました。

友人が鍼灸院に行くきっかけをくれたので、今度は私が他の誰かのきっかけになればいいと思っています。

担当者より

中川さんのように〈思いを持った方〉の治療は、あまり経験ができる事ではありません。治療中の会話も前向きで、自分が元気になった先に〈人を元気にしたい思い〉がある。　だからこそいつも以上に「元気にしたい！」と思えます。誰かのために変わることのできる強さ、素敵です！これからも楽しく元気に過ごしてくださいね！　　　

髙橋

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