おはようございます！

横浜 鶴見の

「人と社会を元気にする」太鼎堂鍼灸院　院長 高橋です！

今日のブログは、

「同じ鍼灸治療でも、考えていることや結果が違います。」というお話です！

鍼灸治療って「〇〇道」みたいな「道」でして、そこに成長度合いがあるんですね。

剣道や柔道などの「格闘技」、茶道や花道のような「文化道」

それぞれいろんな成長があると思いますが、鍼灸治療も「道」ですから成長があります。

どの道にしても、進んだ人間の特徴が

「より広い視野や知識」

「より深い哲学や思慮」

があると思っています。どうでしょうかね？

太鼎堂鍼灸院での治療では

例えば「肩こり」であっても、それを端的に「患者さんが肩こりと言っているんだから、それは肩の問題で肩に鍼を刺せばいい」という見立てはあまりしません。

問題の起きている点に治療する方法を「局所治療」と言います。

その方法も、とても大切なもので深めれば底知れない効果を持っているのですが我々の進み方や考え方は、局所だけを観察することはありません。

・肩に「なぜ」問題が起きたのかの深掘り

・全身の「どこに」異状があるのかの総ざらい

・今と過去をつなぐ「いつ」体が変化したのかを徹底的に知る

ということをしています。

局所の治療を否定する訳ではありませんが、「それも一つの手」

として考えられるくらいに全身を観察し、治療戦略を練りたいのです。

「年毎に　咲くや吉野の　山桜　木を割りて見よ　花のありかを」

なんて名首がありますね。

桜の花は毎年咲くけれど、確かにいつ、どこからどうやって咲くのだろう？なんて考えませんがとっても不思議なことです。

【毎年桜は咲くけれど、その花のありかはどこにあるのだろう？木を割ってもないでしょ、あなたはどう考える？】

なんて意味にとらえて、よく考えたりするのですが

「桜」を「症状」に置き換えてみると

【不思議と病気になるけれど、その原因はどこにあるのだろう？病気のところを切って中身を見てみてもわからないこともあるよね、あなたはどう考える？】

と言っているように見えてきますよね。

本当に、体や病気は不思議なのですが

“どう考えるか”これはとても大切なテーマです。

そして、”どう解決に導くか”はセンスだと思っています。治療をアートのように感じる瞬間は多々あるものです。

さて、長くなりましたが太鼎堂鍼灸院では、体を「古傷」から治します。

つまり、「過去から治す」ということ

傷んでいる「今」でなく、「これまで」を治す。という事であり、そこまであなたを治すという覚悟でもあります。

なかなか治らない。

しんどい思いをしている。

そんな方いらっしゃれば、ぜひ一度動画をご覧ください。

↓「これを見落とすと病気が治らない」古傷と病気の関係性を東洋医学のプロ鍼灸師が解説します。