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院内研修レポート(2025年振り返り)

おはようございます!

横浜 鶴見の

「人と社会をあたためる」太鼎堂鍼灸院 火曜スタッフ なんたにです!

今日は2025年の院内研修を振り返ります!

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毎月第3木曜の夕方に行われる「太鼎堂院内研修」

太鼎堂鍼灸院のスタッフが
臨床の技術や心構えを髙橋院長から学ぶ機会ですが
院外からも鍼灸師仲間や鍼灸学生が集まり
みんなで一緒に学んでいます

 

2025年テーマ【基礎を練磨し、縦横無尽】

「基礎とは何か?」と聞かれると、基礎実技など技術面を思い浮かべるかもしれません。しかし、鍼灸治療家としての基礎は「考え方」「あり方」を磨くのが先で、その上で技術も磨いていくのが良い。そんな1年にしよう!ということで始まった2025年の院内研修です。

 

【1月】
◉直感は無意識(潜在意識)からやってくる

ふと頭をよぎるようなことがあったら、その背景には必ず意味がある。頭で考える前に、まず動こう。
見えるものの背景には見えないものの力が働いている。

◉成長は「楽しい!」と共に

「仕事や勉強も楽しもう」ではなく、全身で細胞レベルで「楽しい!」と感じていることが大事。時間を惜しまず出来てしまう楽しい事で、まずはとことん自分を満たす。欲を前面に出し、楽しく生きることで周辺の物事も自然とうまくいくようになる。

 

【2月】
◉魅力を増す

知識や技術を学ぼうとしても、それを乗せる器がなければこぼれ落ちてしまう。器とは『自分の魅力』のこと。治療が上手な先生ほど優しく、魅力的。

「また会いたいな」「この人から学びたいな」という人を思い浮かべ、その人に「何が」あるかを見抜く。真似る。他人の魅力を見続けていると、自分の器も広がり、学んだ知識や技術が身についていく。

 

【3月】
◉意識は拡張する

意識が太極で、そこから出来事(陰陽)が派生する。どんな意識でいるかによって結果が変わる。

自分の行動が思うような結果にならなかった時は「意識が違っていたのでは?」と考える。意識と現状がピッタリ合っていれば、一歩目から幸せな道を行ける。

 

【5月】
◉価値とは

施術や対話、その場の空気感などの全てが治療の刺激になる。私たちは常に「価値」を提供している。価値とは、自分をまとう「全て」。

自分の価値を高めていくには、誰かと共に高めていくのが良い。患者さんと治療家、自分と仲間。お互いにとって、全体にとって良くなることをいつでも目指す。
まずは相手の価値を知り、伝え、褒める。善悪で判断せず、フラットに捉える。

日頃から「相手の心に届く一言」を発することを意識する。

 

【6月】
◉何のために生きるか。感謝とは。

これまでの人生を振り返って、未だに許せないこと、昔の出来事に不平不満やグチが出ることがあるとする。不平不満は物事のあり様、現象のこと。これは陰陽で表すことができ、その背景には太極(見えない何か)がある。

つまりその出来事には、「何か気づくべき背景」がある。全ての体験は、魂を成長させるためにある。学びをもらえてありがたいと心から思えたら、不平不満のない感謝が生まれる。

 

【7月】
◉ブレに気付く

雑念なく、自然のままに動けている時は「天の運行」「道(タオ)」と合っている時で、力を発揮できる。他人を責める言葉や、実態のない発言が増えている時はブレているサイン。自分がブレていると、患者さんを引き上げられない。患者さんがブレた状態での実態のない発言はそのまま受け取らず、分解・認識して整理するのは治療の一環。

ブレた時に、後ろを振り返って原因探しばかりしていると「ブレ」の方向に意識が拡張する。
いつでも良き道の先、明るい行き先を見続けること。

 

【8月】
◉治療計画を伝えているか

来院した方が治療に何を求めているのか。その方の今の体の状態と、これまでの既往はどうか。治療中の変化の仕方から、その方の力がどれだけあるかを読む。

来院した方が、何を信じて通い続けてくれるのか。どういう人間関係を構築していくか。それぞれの状況に合わせた治療計画の提案の具体例を学んだ。

 

【9月】
◉医療面接〜無限理解編〜
→髙橋院長のnoteに記事があります

医療面接=(問診+身の上話)÷2

問診で症状を理解し、治療方針を立てる。身の上話からキャラクター理解をし、人生の課題に対してどう支援できるかを考える。どちらかだけに偏ることなく、両輪で進む。

治療はいつも「利他」の心で。自分がどんな治療がしたいかではなく、相手にとってどんな存在でいるか。身の上話をしながら、涙がこぼれるほどに心を開いてもらえるような信頼を得られると、治療の刺激もよく伝わる。

 

【10月】
◉情報収集を練磨する

情報は「事実」と「解釈」に分けられる。治療は「事実」を集めて仮説を立てて行われる。

より精度の高い「事実」を集めるために《①視てわかること②聴いてわかること③触れてわかること》から情報を集める。今回は①を磨く研修。

姿勢や表情から感情まで読み取るワークを実践。座位、臥位それぞれで視て判断するトレーニングなど実技多めの研修。

 

【11月】
◉人生の成長

自分の人生において、何が変化したら「成長してる」と感じられるか。去年の自分と比べて、どこが成長したか。それは「去年の自分よりイイやつかどうか」で考えてみるといい。

成長の3要素は《①体が元気であること②智慧があること③徳があること》
「徳」とは、しなくても良いことを誰かや何かのために一生懸命すること。そこに見返りは求めず、当たり前に行うこと。

自分が受けた「徳」と、自分が行った「徳」。それぞれ認識して、徳のラリーが続いているか。自分が受けたところで止まっていないか?まずは自分の得意なことから、レッツ徳積み!

 

【12月】
◉報恩謝徳

頑張ってるつもりで上手くいかない時は「自力だけで走っている」か「他力ばかり当てにしている」。自力以上の力を発揮したければ、自力と他力が合わさらないといけない。徳のある人は、他人が応援したくなるので自然と他力が加わる。だからこそ、自力だけで行き詰まった時こそ、他人のために動く。常に周りに与える心意気でいる。自分が持っている力の量によって与えられる対象は「大勢>少人数>個人」と変化する。他人に与える力がない時でも、少なくとも自分で自分に与えること。他人から奪ってはいけない。

自分が受けた徳や恩に感謝して、それに報いること。自分が支えられていることを自覚し、感謝の気持ちを持つ。常に「もらっている」ことを感じる感性を持ち続けること。

この1年間、どんな感謝すべきことがあったかを振り返る。

 

 

一年間を通して「鍼灸師の基礎は人間力」ということを伝えていただきました。
ざっと振り返っただけでも濃い内容ですね。毎月お話を聞きながら、自分と患者さんの関係を思い浮かべて頷きが止まりませんでした。

 

院内研修といいながら、院外から鍼灸師仲間や鍼灸学生が集まっています。一緒に学びたい!という方は、太鼎堂スタッフに声をかけてみてくださいね。

 

太鼎堂鍼灸院 火曜スタッフ 南谷 望