ブログ

院内研修レポート(2月)

おはようございます!

横浜 鶴見の

「人と社会を元気にする」太鼎堂鍼灸院 火曜スタッフ なんたにです!

今日は先日行われた『太鼎堂鍼灸院 院内研修』でのお話をご紹介したいと思います!
(今回は特に鍼灸師・治療家におすすめの内容です)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

✳︎本文の前にお知らせ✳︎

 

元気になる情報、ニュースをお届け!

▶︎【 太鼎堂鍼灸院公式LINE 】

http://nav.cx/9oEIipT

↑お友達登録よろしくお願いします!

 

誰でも参加できる東洋医学で元気になるための講座

▶︎【 元気になるお話会 】

○毎月第2木曜日10:00〜11:30

○太鼎堂鍼灸院でやってます。

○参加費は500円以上の寄付(初回のみ2,500円でテキスト代が含まれます)

 自分や家族を元気にできる方法をお伝えします。気軽にご参加くださいね

 

太鼎堂鍼灸院と一緒に、日本の元気を作りましょう

▶︎【 元気な元気の研究所

○太鼎堂鍼灸院のオンラインサロン(ファンクラブ)

○鍼灸治療のポイント、日本を元気にする鍼灸院の裏側を日々の記事でお届けします。

○東洋医学の深い話(易について、治療家としてレベルを上げる話)もお伝えします。

 

太鼎堂鍼灸院の”お祭り”町中に元気を配る

▶︎【 ポスティングマラソン 】

○「誰かの役に立ちたい!」と思う方、ぜひ一緒に作業をしましょう。

○当院の健康情報誌『太鼎堂だより』を町中にお届け!

 

お問い合わせは↓

https://taiteido.com/contact/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

太鼎堂鍼灸院では月に1回、スタッフのレベルアップのための院内研修を行っています

今日はそんな『社外秘』の内容を堂々とレポートします!(笑)

 

2月のテーマは
「また」を作る 『解釈モデル』 について

 

 

【『解釈モデル』とは?】

 

その人が病気や症状をどう理解しているか

ということ

 

これは、患者さん側と治療者側のそれぞれにあり
ここを『合わせる』ということに重要性があります

 

 

【親子関係でいうと】

 

例えば、親が子に怒るとき

親は『なぜ怒っているのか』
子は『なぜ怒られているのか』

それぞれの考え、解釈があります

この解釈にズレがあると『怒った』『怒られた』事実だけが残り
心の溝は深まり、信用は失われやすくなります

 

実はこの関係、患者さんと治療者にも通ずるものがあるんです

 

患者さんが思う『病気の原因』と治療者からみた『病気の原因』がずれたまま治療を進めていると

 

「この人、私のこと分かってくれてない!」

というすれ違いが起こるものです

 

 

【ある鍼灸学生さんの治療にて】

 

太鼎堂鍼灸院に来院した鍼灸学生さんのその日のお悩みは

『頭痛』

 

本人が思う原因は

『勉強のストレスで目の疲れや首こりがあり、そこから頭痛になっている』

 

分解してみると
〈できごと〉勉強、ストレス
〈状態〉目が疲れている、首こりがある
〈お悩み〉頭痛

どれも、事実ではあるけれど
「こうなんじゃないかな?」という『解釈』でしかなく『頭痛の原因』としては合っているかもしれないし、間違いかもしれない

 

 

【治療家がやるべきことは】

 

私たち治療家は

どんなできごとや状態が影響して今のお悩みに繋がっているのか
患者さんの『解釈』だけを鵜呑みにせずに
問診や触診から得た情報や治療中に起こる変化から
『事実』を明らかにして、状態を改善していかなければなりません

 

「勉強の疲れで症状が出た」を鵜呑みにしてしまうと
勉強をやめない限り、症状は治らないことになってしまいますが

「勉強の疲れで症状が出るくらい『生命力』が低下し、症状が発現した」
と考えれば

『生命力』の状態を伺う指標が改善するように治療をすることで
『生命力の低下』の先に起こっているお悩みは快方に向かうと考えられます

「なぜそう思ったか」を丁寧に聞き出した上で
『患者さんの解釈』≠『実際の状態』
ということを、しっかり伝えることが大切です

 

実際、この患者さんは
虫歯ができて歯の治療を受けたことが体に大きく影響していたため
歯の状態が落ち着くように治療をしたところ、頭痛も改善したそうです

 

この一連の流れを患者さんと治療者の双方が理解し納得することで
お互いの解釈モデルが合ってきて

「また治療を受けたいな」
「また話を聞いてもらいたいな」

と思ってもらえるようになるんですね

 

 

【奇跡の一鍼を期待させない】

 

鍼灸師として独立開業をすると
ついつい焦って『新規の患者さんをたくさん呼び込まなきゃ』
と思ってしまう事があります

しかし、一回の治療で奇跡を起こすなんてことは期待せず
一回一回の治療を誠実に行い
また来てもらえる信頼関係を築くことが
結果的に患者さんの治癒への道になるんだと感じられた、2月の研修でした

 

 

(開業を目指す鍼灸師さん必見です)
太鼎堂鍼灸院 火曜スタッフ 南谷望