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【電子版】太鼎堂便り2026年春号 村上裕彦「鍼灸は、面白い」〜「治らない」が「治る」に変わる時、人生が変わる〜

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鍼灸は、面白い

 「治らない」が「治る」に変わる時、
人生が変わる

 

鍼灸師 尚古堂院長
村上 裕彦(むらかみ ひろひこ)先生

1980年日本鍼灸理療専門学校(花田学園)卒業

以降40年以上にわたり、鍼灸臨床の第一線に立ち続ける実践者。
故 長野 潔先生に師事し、現在も長野式Kiiko Styleを伝え広めている。
臨床と専門教育で積み上げてきた東洋医学の知見を、一般の人々にも届く形へと翻訳する。
著書『女性に優しい鍼灸治療』静風社

 

 鍼灸臨床歴46年。
鍼灸教育歴32年「鍼灸って素晴らしい!」と臨床でも、教育でも伝え続けてきました。
そんな先生が、いま一番に伝えたいのは女性。今回はその理由を聞かせていただきました。

人生を変えた弟の事故

 「人生っていうのは、本当に面白いと思うんですよね」そう笑って語る村上裕彦先生。
治療家としての原点は22歳の時、中学生向けの学習塾の経営をしていた頃の事。
唯一の兄弟である弟がダンプカーと衝突する、凄惨な交通事故に遭ってしまいます。

村上 「0・何秒早かったら即死でした。1年間入院したけれど、身体に障害を負いました。
リハビリに失敗しているんですよ。退院してからも自宅で1年ぐらい療養していて。
じゃあ俺がマッサージかなにか勉強して、リハビリしてやるかって。
弟の曲がらない足をど
うにかしたくて。痛みもいくらか取れるだろうなって思って。
当時は2年でマッサージが取れて、もう1年行くと鍼灸が取れました。それまで鍼灸なんて一切考えていなかったです。
大変だったけれど、弟の事故があって、今の私がある。面白いと思うんですよね。」

 実は先生は、高校は2ヶ月しか行かず、17歳の頃はいわゆる根暗な引きこもり。
ご自身でも「登校拒否の走りだった」と言います。
そんな先生を救い出したのは、小学校の先生でした。

村上「私が登校拒否なのを知ってね、『お前に預けるから塾をやんなさい』って4人の子を預けてくれました。
この先生が、なんと言っても私の大恩人です。
優秀な子たちだったから、いい学校に受かって、そこから塾が100人規模まで広がって。
弟の莫大な入院費も、塾をやっていなかったら払えなかったです。
人生を振り返ってみるとヒヤッとするようなことがずいぶんあったけれど、
やっぱり悪いことしなければ、神様がちょこちょこっと助けてくれると本当に思いますね。」

 

古傷が教えてくれること 人生の「痛み」を「可能性」へ

 鍼灸の道に入り、村上先生を夢中にさせたのは「目の前の人が変わっていく姿」でした。
忘れられないと語ったのは、毎年春になると喘息の発作に苦しんでいた60代の女性でした。

村上「強い薬で抑えるしかなかった。私も当時は暇だったからさ、週3回来てもらって。
来年発作が起きちゃったら、今まで診たお金を全部返さなくちゃいけないかなって思ったよ。
そしたら1年経っても全く起きない。薬も全部やめられた。
『先生、今年は発作が起きませんでした』って言われた時は、本当に嬉しかった。
そのあたりからだよ、鍼灸は面白いなと思ったのは。」

 その面白さは、師匠である故 長野 潔先生と同級生で世界的に活躍されている松本 岐子先生の影響を受け、加速していきます。

 最近の症例では、17種類もの薬を飲み続けていた40代の女性がいました。
10代の頃から始まった頭痛とうつ症状。原因を探っていくと、3歳の時に負った頭の古傷に行き着きました。

村上「傷の治療をしたら、3回目で頭痛が半減、7回目でナッシングになりましたね。
その人は臨床心理士なんだけれど、『今は無理だけど、鍼灸師にもなりたい』って。
面白いよね。個々によって違うんだけれど、治らないと思っていたものが治ると、
今までわずかだった見通しが、広がってくるんだよね。
人間を変えていくって言うとおこがましいけど、その人生と向き合うようなところがある。
本当に面白いですよ、鍼灸は。」

 

母の背中と治療室の涙が教えてくれたこと

 先生が特に、女性の健康に心を寄せるのには、理由があります。

村上「わが人生は、女性に助けられたところがあるんですよ。
小学校に入る頃、父が母を捨てていなくなって、母はものすごく苦労しました。
女性が生きていくのは大変だなって前から思っていてね。
だから女性の健康を、なんとか守ってあげないとまずいなって。」 

 先生の治療院は、女性の患者さんが多くいらっしゃるそうです。
そんな先生の治療室は、ドアで個室になるように作られています。

村上「プライバシーが保たれた環境を作りたいというのがあったんですよ。
なんでもない話をしていて、ふっと会話が止まる。ポローって涙を流して、何分間か静かになる。
そうすると、病気はほとんど治っちゃうの。精神的に『ギューッ』となっているのが解放されれば、体は楽になるんだよね。
それに、 女性はホルモンの関係があったりで、いつも体のどこかと格闘しなくちゃいけないところがあるからね。
でも、鍼灸だったら、やりようがいっぱいある。
私たちのいいところは、体を触ることだよね。触れられるっていうのは、ほっとするもんなんだよね。」

 

村上先生が想う女性が元気な社会

 村上先生が次にやりたいことは自らの人生を賭けて築いてきたこの道を、次世代へと託すこと。

村上「長野先生に教わったことを、書き残しておきたい。
それと、できれば高校生くらいまでの女性に、『自分の体のことだけは覚えておきなさい』って伝えたいんです。
女性って、柔らかな人だなと私は思うんですよ。
女性がちゃ
んと体を整えられれば、世の中はもっと柔らかく、本当に包容できるものになると思う。
女性は戦うよりも、自分の子供を育てなくちゃって意識があるから、女性が活躍する世の中は、本当に平和な世の中だと思う。
だから小学校ぐらいから、(体の仕組みを知り、慈しむための)本当の意味での性教育が必要だと思う。
女性が生きやすい世の中が一番いい。本当にそう思うね。
自分を大事にすることが、やっぱり相手を大事にすることになると思う。
そうすれば、ギスギスした世の中ではなくて、思いやりのある世の中になる。」

 

 

取材:ゆうちゃん先生/中川/南谷/坂本
文責:ゆうちゃん先生

 

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→村上先生の著書(一般向け)
女性に優しい鍼灸治療

鍼灸勉強会ホームページ
長野式研究会&w-key net

 

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