【電子版】太鼎堂便り秋号 子どもを元気にするアツい大人たち 野坂法行さん
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横浜 鶴見にある鍼灸院が
取材、編集、配布まですべて地域の方と一緒に作っている地域密着型健康情報誌です。
整理された質の高い情報を「元気になれ!」の気持ちを込めてお届けしています。
元気な毎日、安心な地域で、子どもたちが笑顔で過ごせますように!
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子どもを元気にする
アツい大人たち
妙厳寺 住職
野坂 法行さん
【プロフィール】
日蓮宗妙厳寺住職
池上本門寺では布教部執事及び同山の運営するボーイスカウト(団員約200名)の
団委員長を20年の任期を勤め上げる
様々な功績から、2008年に正力松太郎本賞を受賞
千葉県大多喜町に東京などの市街地から毎年30名ほどの子どもたちが参加する「山寺留学」を開催する日蓮宗 妙厳寺がある。
その住職であり、山寺留学を40年も続け子どもを見つめてきた野坂上人に、いのちについてお話を伺いました。
【生命工学で明確になってきた
「いのち」の営み】
連綿と続くいのちの流れを説くのが仏教、それを明確にするのが生命工学と理解できます。
生命のスタートになる受精卵は23対の染色体(全遺伝情報)からなります。
両親から1対ずつ受け取りますが、この組み合わせは地球の人口の約8千倍以上あるため、全く同じ人が生まれる確率は皆無です。
1ぺージ1000文字の大百百科事典が3200冊分に相当する情報量といわれる遺伝子を元に、すべての命(虫、動物、鳥など)はできています。
そこから、人間として生まれる確率を割り出すと、1億円の宝くじに300万回連続で当たる確率だそうです。
生命38億年のいのちの営みの神秘に気づくと、「不思議だなぁ」という思いと、「感謝」しか出てこないのではないでしょうか。
法華経とは「いのちの教え」。いのちはどのように成っていて、どう維持されているのか、そしてどう運んでいくのがいいのかを伝えている。
この不思議な流れを「妙法」と呼んでいます。
お経本にある「如来寿量品」という章では、肉体生命に終わりはあっても、そのものをあらしめている「大いなるいのち=妙法」に終わりはない。
そう軸足を置きすべてのことを考えると、大いなる川の流れは常にあり、我々はその川に浮かぶ泡沫の様なもので、いのちの流れ自体は無始無終だと説かれています。
【宇宙に不要なものは何もない】
また「方便品」という章の中では、「諸法実相」といい”すべてのものは必要と訳があって、
この大いなる宇宙の摂理の表現として存在している”という考え方を伝えている。
嫌いな人間も、嫌だった出来事も。
すべてに何かのメッセージがあり、必要なことだったと理解することができます。
【イキイキ生きることが人生の目的】
悟りの世界を目指す仏教徒がおこなう*六波羅蜜”という修行がある。
これは生命工学的に〈遺伝子をスイッチオンする〉項目とリンクします。
「火事場の馬鹿力」のように、自分の持つ「いのちの力」を十二分に発揮することができるイキイキした人生を送るヒントを昔の賢人たちは理解したんだと感じます。
以下、六波羅蜜
①布施「自分のできることで、他人の助けとなる」
②持戒「己の心の奥底の声に従う」
③忍辱「感情的にならずに拘りを捨てる」
④精進「常に前向きに他人を喜ばせようと努力する姿勢」
⑤禅定「感情を波立たせず正しく思考力を働かせる」
⑥智慧「真理・摂理を観たり、感じたりする眼が開く
【子どもたちに伝えたいことは「縁」の大切さ】
野坂上人は、子どもたちに「縁」の大切さを伝えたいといいます。
連綿と続くいのちの流れの中で、出会う縁すべてに意味があり、自分をより良き方向へ導くきっかけになるのだと。
「ご縁ができた事、それに一生懸命になること。そうすれば自ずと道がひらけてくるからね」と語られていました。
あたりまえにあるけれど、実はよく知らない不思議な「いのち」。
お話を聞きながらここを理解することが大切だと再確認できました。
元気に生きるために、いのちを考えることは避けてはとおれません。
イキイキと生きるために、ぜひ参考にしていただきたいお話です。
取材・記事 / 髙橋、田中
妙厳寺ホームページ
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